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巽山公園に咲く藤


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表紙のことば
北の図書館長

本誌編集長
 巽山の春に似合う花はいうまでもなく桜だ。

 桜がはかなく散り、葉桜に変わったころ咲きだすのが、ちかごろはこの藤の花。

 爛漫の桜から、藤の古木の満開に移ろいゆく眺めを見ていると、時代の変遷の不思議を感じさせられる。

 巽山のこの場所に、昭和33年に完成した初代三船記念館が建ったものだが、その数年前まではこの地方の郡役所建物の瓦礫の一部が残っていたことを知る人も少なくなりつつある。

 そして今、まったく同じ位置に、色鮮やかに楽しげな滑り台が聳えている。



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トレッキング

千葉 三雄
久慈市在住
 芦別岳は南富良野から富良野へ行く途中の左側に見えてくる急峻な山容で夕張山地の最高峰である。

 北海道では珍しい岩峰の山で、日本のマッターホルンと言われているのほどだ。

 標高は一七二七メートルで決して高くはない。

 しかし、標高差は一四〇〇メートル、かつ急峻となればかなりの体力が必要なのだ。

 前日の十勝岳登山後、富良野で食料を買い込み、登山口近くの駐車場で前夜泊をしていたのだ。

 アタックの七月十七日、朝四時に起床する。昨日に続き快晴だ。


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津軽と久慈のきずな
為信の津軽統一 91
大森 竹之助
郷土史家
 田舎館城主千徳掃部政武は小領主とはいえ、戦国時代の武将の一人である。

 大浦為信の懐柔策にどう対応するか悩み苦しみながらこれを退け、迎撃して自刃する道を選んだ。

 合戦は常に敵も味方も生きるか死ぬかの分かれ道である。

 千徳掃部の妻お市にしても当然夫と共に自刃する覚悟もあったと思われるが、掃部の強い希望による計らいで涙ながらに城を離れ逃れたと推定される。

 お市はこの時まだ十代後半のあどけない顔立ちにもかかわらず、この無念いつも日か払そうと強く心に秘めていたのである。

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九戸歴史民俗の会会報

酒井 久男
九戸歴史民俗の会会長
 さて『浜の月夜』に「五十軒ばかりの村だというが、道のはた端には十二・三戸しか見えぬ。

 橋から一町も行かぬ間に、大塚かと思うような孤立した砂山に突きあたり、左へ曲がって八木の港へ越える坂になる。

 曲がり角の右手に共同の井戸があり、その前の街道で踊っているのである。

 太鼓も笛もない。寂しい踊りだなと思って見たが、ほぼこれが総数であったろう。」と、柳田国男が記したような寒村にどうして「清光館」などという旅館があったのだろうか。

 この先の八木の港にも旅館はすでにあったのである。


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もぐらんぴあまちなか水族館
おさかなコレクション
関合 雅敬
飼 育 担 当
 こんにちは。もぐらんぴあまちなか水族館スタッフの関合です。

 今回紹介するのはネコザメ。

 大きくなっても1mくらいの小型のサメです。

 図鑑による生息域は北海道以南の沿岸。

 久慈の海にもいるかもしれませんが、出会ったことは残念ながらまだありません。

 展示している個体はさかなクンが送ってくれたものです。

 色、模様、大きさ、頭の形。

 その名のとおり猫っぽいところがたくさんあるネコザメですが、1番の猫ポイントは「眼」。

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健康ですか?

竹下 敏光
竹下産婦人科医院
 昭和30年代のことであるが、小学生の時、近所から犬をもらって飼った。

 スピッツの雑種で甲高い声でほえるメスだった。

 チロと名づけ、父親に犬小屋を造ってもらい、自分で「チロの家」と書いた。

 ところが近所の人から「せんろのいえ」と読まれ笑われ恥ずかしい思いをした。

 字が下手で、カタカナのチが千(せん)に見えたのだ。

 ある日、チロを連れて散歩していると、中学校の校庭で先生から「犬を連れて歩くとはなにごとか、走りなさい」とお叱りを受けた。

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